初めてのSEO対策！基本の考え方と具体的な対策

SEOとは？基本的な考え方

　SEO（検索エンジン最適化）とは、検索エンジンからの流入数やCV数を増やすための施策のことです。自社のウェブサイトの内容を正しい情報でユーザーに分かりやすく記載し、検索エンジンに見つけられやすいようにリンクが張られている状態で、サイト構造等も読み込まれやすい様に最適化することで、内容自社のウェブサイトを検索結果の上位に表示させることや、訪問者を増やすことを目指します。

「検索エンジン最適化」の意味

　「検索エンジン最適化」とは、検索エンジンが自社のウェブサイトをより適切に評価し、検索結果の上位に表示させるための施策です。検索エンジンのアルゴリズムや評価基準に適合するために、自社のウェブサイトを最適化することが重要です。

ユーザーや検索エンジンから見たサイトの価値

　ユーザーや検索エンジンから見たサイトの価値とは、サイトが持つ信頼性や権威性、専門性などの要素を指します。ユーザーファーストの視点でコンテンツを作成し、ユーザーのニーズに応えることが求められます。また、検索エンジンは信頼性や質の高いコンテンツを評価し、上位に表示させます。

ユーザーファーストを意識したコンテンツ作成

ユーザーファーストを意識したコンテンツ作成とは、ユーザーのニーズに合わせて情報を提供することです。ユーザーが求めている情報を提供することで、ウェブサイトの価値を高めることができます。ユーザーの気持ちになって情報を発信し、役立つコンテンツを作成することが重要です。
どこにでもある使いまわされたコピーコンテンツだと価値がないですし、嘘偽りの情報であれば何の意味もありません。良い情報だったとしても文字が小さすぎて読みづらい、関連の無い広告が多すぎて読み進められない。等だとユーザーファーストとは言えないですよね。
ユーザーファーストとセットで使われる言葉として、E-E-A-Tという言葉があるので、覚えておくと良いかと思います。
・経験（Experience）
・専門性（Expertise）
・権威性（Authoritativeness）
・権威性（Authoritativeness）

Googleが提唱しているSEOのガイドライン

　Googleは長年にわたり、検索エンジンの改善やユーザーファーストの取り組みを提案してきました。Google検索の基本事項を公開し、SEOに関する重要なポイントを示しています。このガイドラインに従い、自社のウェブサイトを最適化することが重要です。
複数ページに渡って、細部に至るまで説明されておりますので、これからSEOを学ばれる方は一度目を通した方が良いかと思います。一部、イラスト/漫画を用いた分かりやすい表現となっています。

　参考情報：Google 検索の基本事項

具体的なSEO対策

　SEO対策は、大きく内部施策と外部施策の２つに分かれます。

内部施策とは

　内部施策とは、自社のサイト内の要素を最適化することです。内部施策も大きく２つに分けることができ、「サイトの情報の整理」と「キーワードを選出して良いコンテンツを作る」があります。

対策するキーワードの選出

　まずは、対策するキーワードを選ぶことが重要です。自社のサイトや商品に関連するキーワードを網羅的に調査し、競合との差別化ができるキーワードを選びましょう。誰しもが検索する様なキーワードはビックワードと言われ、他社も対策を行っている可能性が高いため、難易度が高い可能性があります。新しくページを作成する際は、このページでは「〇〇×〇〇」というワードをメイン対策ワードにする。といったことを予め決めておくと良いでしょう。

サイトの情報をロボットが読みやすいように整理

　次に、サイトの情報をロボットが正確に読み取れるように整理します。メタタグの最適化やヘッダータグの使用、適切な内部リンクの設置などを行いましょう。
理由は簡単です。新しいページを作った際に、どれだけ良いコンテンツのページを作ったとしても、既存ページから内部リンクが設置されていなければ、ユーザーに触れられる機会は無いに等しいです。また、Googleのクローラーも新しいページを見つけられることができないかもしれません。
少しテクニカルな要素も含みはしますが、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを作成したら、ユーザーやGoogleにも読みやすい様に正しく整理し、伝えることが必要です。

被リンクの獲得

　外部施策として、被リンクの獲得も重要です。他のサイトからのリンクは、自社サイトの信頼性や評価を高めるために欠かせません。
先ほど内部リンク設置の際に、「良いコンテンツのページが作れたら・・・」という話をさせて頂きましたが、極端な話、どれだけ良いサイトを作成しても、サイト自体がユーザーやGoogleから認識されていなかったら何も意味がありません。
そのために外部施策として被リンク獲得も重要ということになります。そうは言っても被リンクはどう獲得したら良いのか分からない。という方がほとんどだと思います。まず、お金で被リンクを獲得することはガイドラインNGになります。ただ、今ではSNSなどもありますので、SNSで自社サイトのリンクをシェアすることや、他のサイトに自社の記事を寄稿することから始めることが良いかと思います。

SEO対策のための分析

　さらに、SEO対策の効果を把握するために様々なツールが存在しています。GoogleSearchConsoleではどのキーワードが何回表示されていて何位だったのか。クリック率はどのくらいだったのか。等のデータを見ることができます。Googleアナリティクス(GA4)では、SEO対策によってどのくらいアクセスが増えたのか、どのくらい売り上げが増えたのか。等の効果測定ができます。他にもSEO関連ツールは、世の中に、とてつもなく多く存在しています。
これらのツールを活用しながら、分析、検証をしながら新たな施策を打ち、改善を繰り返すことがSEO対策にとって重要です。

SEO対策による効果とは？

　SEO対策には様々な効果があります。まず一つ目の効果は、「自社サイトの検索結果の上位表示」です。検索エンジンの結果ページで上位に表示されることで、多くのユーザーにアクセスしてもらえる可能性が高まります。上位表示されることで、信頼性や専門性をアピールすることもできます。

　二つ目の効果は、「見込み顧客の獲得」です。検索エンジンで特定のキーワードで検索したユーザーは、そのキーワードに関心を持っている可能性が高いです。上位表示されることで、そのキーワードに関連する情報を提供することができ、興味を持ったユーザーを引きつけることができます。また、検索エンジンからのアクセスは、比較的質の高いユーザーが多い傾向にあります。

　これらの効果を実現するためには、適切なキーワードの選定やコンテンツの最適化、外部からのリンクの獲得など、様々な対策が必要です。また、定期的な分析や改善を行うことも重要です。

　SEO対策は一度実施しただけで効果が現れるものではありません。しかし、継続的な取り組みを行うことで、長期的にサイトのアクセス数や収益を増やすことができます。ユーザーが検索エンジンを通じて自社サイトを見つけ、必要な情報を提供し、満足度の高いコンテンツを提供することが大切です。

コンテンツ公開前のSEOチェック5項目【基本編】

ユーザーファースト/E-E-A-T
・読んだユーザーのことを第一に考え、ユーザーにとって有益になる情報を発信できていますか？
・どこにでもあるコピーコンテンツを発信していませんか？
・引用元が存在する場合は、ちゃんと明示できていますか？
・ユーザーにとって読みやすい様に整理されていますか？
サイト構造
・新しく作られたページへのリンクは、ちゃんと貼られていますか？

まずは上記5項目をチェックするように心がけて頂ければ。と思います。